深呼吸する言葉・浅田一憲

「深呼吸する言葉」橘川幸夫さんの主催する「深呼吸する言葉」の作法に則って、毎日一本100文字以内で書く詩(歌)です。

深呼吸する言葉・夏の雨の匂い

雨が降ると香りがする。草の匂い、木の匂い、土の匂い。

小さな雨粒が、草木土をほんの僅かな力で叩き、そのエッセンスを大気に舞い上がらせる。

いつもより少しだけ皆が生き生きしている。そんな雨の日もいいね。