2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧
1本の薪ならなかなか燃えぬが、何本も重ねるほど良く燃える。 大きな塊の雪ならいつまでも解けぬが、小さく割るほどすぐに解ける。 熱きも冷たきも淋しがりやなり。
大きな心と、小さな心を同時に持ち、 遠くを見る眼と、近くを見る眼を同時に持つ。 それでいいんだ。
遥かなる高みを目指すのが人生ではない。 高みに近づいてまた降りて来るのが人生だ。
共に多くの試練を乗り越え、やがてすべての試練を1人で乗り越えることができるようにする。 それが、子育てである。
蝦夷フクロウの子供のように、若くして巣立って、ちょっと寂しい思いをして、気が向けば聞き耳を立てて、時には帰ってきて、また元気に旅立っていくのがいいね。
楽しい時間の後は淋しい時間が待っている。そして、その淋しさがあなたを成長させる。1人の淋しさを知っていることがあなたの強さになる。
他人から見て美しい生き方をするのが美学なのではなく、 自分から見て醜くない生き方をするのが美学である。
私が愛する2人が一緒にいると思うと、 1人1人でいるよりも、なんだか安心だ。 今までと同じように離れていて、今までと同じように会うことができないのに。
言葉を交わせば、あなたが愛おしい。 でも言葉を交わさなくても、あなたを愛している。 何も戻ってこなくても、あなたをとても愛している。
胸を張り堂々と発せられた言葉には力がある。 そしてそれは、聞く人の力になるだけでなく、言う人の力にもなる。
できるとわかっているから手を抜くのではなく、 できるとわかっていることだからこそ一生懸命にやる。 それがもうひとつ高みに登るためのコツかもしれないね。
木々を白く染めたのは、旅立つ君を祝うために、神様が降らせた雪でしょう。 来年まで桜の花を見ることができない君に、華を見せてくれたのでしょう。
待ち望んでいたものがやってきたのに、 今までの苦労も少しだけ懐かしい。 そんな思いにさせる、今日のなごり雪。
目の前の報酬を得るためにリスクを取るのは、誰でもやることだ。 将来もっと大きなリスクを取れるような人になるために今リスクを取ることこそ、君がやることだ。
もう二度と会えない。そんな別れはとても悲しい。 またすぐに会える。それでも別れはやはり悲しい。 何度も別れを繰り返す。その分だけ少し余計に悲しい。
春に立つあなたの旅が、概ね順風満帆でありますように。 でも、順風満帆ばかりではありませんように。 一回り大きくなって、元気に帰ってきますように。
春を一番待ち望んでいたのは、寒さのピークを過ぎた頃だ。 寒さが緩みはじめ、春が近くまでやってきた今よりも、ずっと恋しかった。
夏の旅立ちには諦観がある。 秋の旅立ちには寂寥がある。 冬の旅立ちには覚悟がある。 そして、春の旅立ちには希望がある。
いつまで経ってもできない子はいないのだから、今はまだできなくても構わない。 そのような子育てをしている親は、そのように自分自身も甘やかしているのかもしれない。
今日を生きることは明日を生きることだ。 明日を生きることは明後日を生きることだ。 今日を生きることだけ考えていれば、何も心配いらないからね、大丈夫!
ものすごく辛い体験をして、ものすごく懸命に生きている人たちに対して、僕は何の言葉も持つことができない。 何の言葉も持つことができないならば、がたがた言わずにやるだけだ。
愛する人とさえも、いつか永遠の別れがやってくる。 どんな生き方をしても、どんな死に方をしても、それは変わらない。 どんな生き方をしても同じように尊く、どんな死に方をしても同じように悲しい。
世界は君が思っているより高次元にできているんだ。 だから、今は回り道だと思っても、実は近道だったりするんだ。 辛くても信じて進もう。
海を独り占めするには、必ずしも海辺に家を建てなくともよい。 少し離れた山の上に家を建てればよい。
若いうちのプライドは磨きあげられた銀。 歳取ってからのプライドは燻された銀。
できるとわかっていることに取り組んでも、さほど成長しない。 できるかできないかわからないことに挑戦し、それをやり遂げたときに私は成長する。たとえそれが成功したとしても、失敗したとしても。
あなたの中に、強い部分と弱い部分があるとしたら、弱い部分を私は好き。
変化が激しい時期の時間は早く進み、 変化が乏しい時期の時間はゆっくり進む。 変化が激しいときこそ、その瞬間瞬間をしっかりと心に刻みたいのに。
本当に悲しいときは涙も出ないし、本当に辛いときはため息も出ない。 感情をなくし、表情も失う。 そして、そして、それを乗り越えると笑顔が現れる。 寂しい笑顔。だけど希望の笑顔。
山は登ると低くなる。 必死で登頂して低くする。 次はもっと高い山に登りそれも低くする。 そのように次々と山を低くしてゆくこと、それが人生。