深呼吸する言葉・浅田一憲

「深呼吸する言葉」橘川幸夫さんの主催する「深呼吸する言葉」の作法に則って、毎日一本100文字以内で書く詩(歌)です。

深呼吸する言葉・蔑すんだ哀れみ

昔、今よりもっと口が悪かった頃、そんな人だったなんて残念だとか、そういう考えしかできなくてかわいそうだなどと口にしたものだ。
今はとても言えない。残念とかわいそうは最も失礼な言葉だと気付いたから。