深呼吸する言葉・浅田一憲

「深呼吸する言葉」橘川幸夫さんの主催する「深呼吸する言葉」の作法に則って、毎日一本100文字以内で書く詩(歌)です。

2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

深呼吸する言葉・非難する人を非難せよ

やっている人を非難するのではなく、やっている人を非難する人を非難せよ。

深呼吸する言葉・次々の次

ひとつのことをじっくりと時間をかけて大成させるタイプと、ある程度までを次々にやっていくタイプの人がいる。 後者は、次々の次を何にするかがいつも問題だ。

深呼吸する言葉・旅の終わりはいつも我が家

世界中のどこにいたって、必ず我が家に帰ることができる。 世界中の道と我が家は続いている。どんなに遠くたって続いている。

深呼吸する言葉・2つの太陽

陽のあたらない葡萄の房に陽があたるようにするのが君の役目だとしたら、太陽を2つにするのが僕の役目だ。

深呼吸する言葉・ひとつだけ

世界中の人が敵でも俺は味方だってわかっているよな。 お前にこれ以上負担をかけたくはないが、ひとつだけ俺からのお願いがあるとすればこれだ。 たとえ世界中の人が敵でも、世界中の人を愛せ。 なあ、お前。

深呼吸する言葉・心体心

心があって、体があって、心がある。 まず小さく心を動かさなければ、体を動かすことはできない。 体を動かして行動してみなければ、大きく心を動かすことはできない。

深呼吸する言葉・旅

旅に出かけない理由はいくらでもある。 旅に出かける理由はひとつしかない。 ひとつを大切にするのが俺の生き方。

深呼吸する言葉・やった分の損はくれてやれ

やってみて駄目だったとしても、やらなかったときと同じ結果になるだけだ。 やった分は損するけど、それっぽっちはくれてやれ。

深呼吸する言葉・孤独

孤独だからって悩むなよ。俺は孤独が大好きさ。 理解してもらえないと腐るなよ。下手に理解されるよりはまだマシさ。

深呼吸する言葉・今日明日精一杯

今日のことを考えなければならない日には、明日のことを考えない。 明日のことを考えなければならない日には、今日のことは考えない。 今日明日精一杯。

深呼吸する言葉・誰にも会いたくないとき

やりたくないときには、無理にやらなくてもいい。 でも、やろうかやるまいか迷うようになったら、勇気を出してやってみることだ。 迷うようになったのは、やる時期がきたというサイン。

深呼吸する言葉・客観

道に迷ったときと、自分が取り戻せないときは、出かけていって人と会う。 人と会うことで得られる客観が、道を見つけ、自分を取り戻すための鍵だ。

深呼吸する言葉・調子を良くする

調子が悪いからあれができない、調子が良ければあれができたのに。 それを言い訳に使うのではなく、あれができれば調子がいいということねと考え、無理矢理それをやって調子を取り戻すのが僕のやり方。

深呼吸する言葉・へっちゃらさ

考えることが辛い。 考えても考えなくても事態は何も変わらないのに、考えずにはいられない。 考えて苦しみ続けることが生きるということだとしたら、せめて表面だけでもへっちゃらな顔をしていたい。

深呼吸する言葉・新しく初めるとき

新しく物事を初めるときには、まずは過去のしがらみを全部捨て去ることがうまくやるコツだ。 それでも、これまでにやってきたことは必ず生きるものだ。

深呼吸する言葉・心の向き

耳や目があちこちに向いていると、心もあちこちに向いてしまう。 あちこちに向きながらもひとつの方向に進む心を、私は持ちたい。

深呼吸する言葉・死が怖い

若いうちは死が怖い。 小さな子どもがいると死が怖い。 裕福になると死が怖い。

深呼吸する言葉・なんだかんだ

なんだかんだと言ったけど、君の気持ちもわかってる。 なんだかんだと言いながら、君たちみんな愛してる。

深呼吸する言葉・悲観

本当の脅威は人を殺さなくても、お前の発言が生む風評とデマは人を殺すことをもっと考えろよ、お前。

深呼吸する言葉・天と人

天を恨むことは、人を恨むことで、人を恨むことは、天を恨むこと。 人を尊ぶことは、天を尊ぶことで、天を尊ぶことは、人を尊ぶこと。

深呼吸する言葉・一から

新しいことをやるときは、コネとか過去の実績とかは捨てて、また一からやるんだ、俺。

深呼吸する言葉・さよなら

さよならは悲しいだけじゃない。 本当はうれしいこともある。 でも、今日だけはどうしても悲しいんだ。

深呼吸する言葉・自立

お前に教えることはもうあまり残っていない。 これまでは何でも教えてもらってから自分でやっていたが、これからは何でも自分でやってから時々教えてもらうようにしなさい。

深呼吸する言葉・春(短歌)

悲しみと憂を少し忘れさせポカポカ日差しの春は春だね

深呼吸する言葉・間に幸あれ(短歌)

残雪の僕住む街と桜咲く君住む街の間に幸あれ (雪が残る僕が住む街と、桜が咲いた君が住む街の間に、たくさんの幸せが訪れますように。)

深呼吸する言葉・ノアの箱舟

人類が生まれるずっと前にもきっとそれはやってきた。 人類が滅びたずっと後にもきっとそれはやってくる。 私たちは大自然の隙間に住まわせてもらっているだけ。

深呼吸する言葉・大きな恐怖

災害や事故は怖い。 でも、本当に怖いのは、その後、恐怖心や虚無心を突いた自己アピールに秀でた人間が支持を集め、大きな力を持っていくことだ。

深呼吸する言葉・自分は自分

世の中がどうなったとしても、変わらないこともある。 人が何をしたとしても、自分のやるべきことは変わらない。 迷わず、惑わされず、悲観せず、心配せず、やるべきことをやっていこう。

深呼吸する言葉・家を離れる君へ

この家はずっとお前の家だ。いつでも帰ってきなさい。 お前の幸せこそが、パパの幸せだ。 一人になったらより一層自分を大切にすること。自分さえ我慢すればいいんだとは決して思わないこと。

深呼吸する言葉・無駄だと言われて

そんなものは無駄だ、と言われたら喜ばなければならない。 それを必要としないのならば、その人は心配ないのだから。