2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧
気になるのは、自分が気にするから。 自分が気にしなければ、気にならない。 どうしても気になってしまうとしたら、それは自分が気にしたいからだ。
春が来て思う。 来年もまた、春はやってくるのだと、 でもそのときに、自分が存在するかどうかはわからないのだと、 それでもそのときには、あなたが存在していますようにと。
あなたは、できてない人をかわいそうだと思うことで、ひどい目にあった自分をできている人だと思い込もうとしているだけだ。 本当にできている人だったら、かわいそうだとさえ思わない。
掘られる前の仏像は彫り師にしか見えない。 でも、それは確実にそこに存在している。
他人にどう思われるかを気にするより、未来の自分にどう思われるかを気にした方がいい。
体表の傷はそのうちに治るにしても、内臓の傷は治療しなければ治らない。
自分で自分の気持ちを変えることができるならいいのに。 自分の気持ちを変えるものはいつも自分の外からやって来る。
流れる星から見れば、宇宙が流れている。
たとえ世界中の人から嫌われても、世界を憎まず、世界中の人を愛すことができる。 僕がほしいのは、そんな強さと、そんな優しさです。 たとえ得られずとも。
老いし父は、ファンタジーは嫌いだと言う。 生きたホモ・サピエンスが喜び悲しむストーリーでなければ、血が通っていないと言う。 異なる者を受け入れることができない父が嫌い。 でもやがて私も父に似るのかな。
言葉を聞くのではなく、心を見てくれ。
おいしいと言ってくれる人がいるから作る。 食べるのも飲むのも人間だもの。
ワインの味は、それを作る人の味。
どんなにすごい醸造家が作ったとしても、お天道様が味方をしてくれなければ、おいしいワインはできない。 人間の何てちっぽけなことか。
遠くに来れば葡萄を一房。 近くに戻ればワインを一杯。
旅には道連れがあるといい。 でも、旅先に向かうときと、旅先から戻るときは、一人がいい。
駄目な自分も自分。 できない自分も自分。 嫌いな自分も自分。
優しい気持ちで作らなければ、たとえおいしく作ったつもりの料理でもおいしくない。 優しい気持ちで食べなければ、たとえおいしい料理だったとしてもおいしくない。
何かあったときに、自分の気持ちがわかる。 いいことでも、悪いことでも。 いい気持ちでも、悪い気持ちでも。
どんなことがあっても、相手を思いやる気持ちが、自分を満たしたい気持ちよりも大きければ、どうにかなる。
この道はいつか来た道。 そう思いながら歩いてゆくと、いつの間にやら見知らぬ道。 そう思いながら歩いてゆけば、いつの日にか道を作る人となる。
遠くを見つめて近くに学び、近くを見つめて遠くに憧れ、遠くに学んで近くを懐かしむ。
ずっと変わらずにいれば恐くない。 でもずっと変わらずにいたらつまらない。
世の中にずっと変わらずにいるものなんてない。 ひとつの例外もなく、まったくない。
僕の前の雪は解けてない。 僕の後ろの雪は解ける。
春の気分は、春の空気のようなものだ。 遠くまでくっきり見えるときもあれば、近くても霞んで見えないときもある。
いい素材と、いい腕と、そして優しい気持。
僕が好きなワインをあなたにも飲ませてあげたい。 友はそう思って、その人と結婚したそうです。
死にそうな気持ちになったときは、その気持ちに真っ正面から取り組むことが、そこから抜ける一番の早道だ。 どんなに大変な日々も必ず終わりが来るし、 大抵の苦労はきっと報われるのだから。