2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
一本の椰子の木がここにある。 その影のおかげで、私たちは一日を快適に過ごすことができる。 そういうことに気付くことができる。そんな人でいたい。
遠い異国で偶然出会った友人の友人。 すごい偶然なのか、それとも世界が狭いのか? どちらを信じようか?
大気が水を含んでいても、それだけでは雨にはならない。 高い山が上昇気流を作り、雲を生み出し、雨を降らせる。 高い山のような人になりなさい。
大きなままであれ。 岩を小さく砕くよりも、砂を岩に戻すほうがずっと大変なのだ。
目が曇っているときは、どこまでが海で、どこからが空かさえもわからない。 暗闇では水平線さえも見えないのだから。
朝は希望に溢れている。 昼は好きなことに没頭している。 夕は安らぎに満ちている。 そんな一日のような一生を送りたい。
働いた後のビールはうまい。 働かなかった後のビールもうまいが、ちょっと後ろめたい分だけは味が落ちる。
若造とは、世の中を否定し、自分を肯定する奴のことである。 老いぼれとは、世の中はどうでも良くて、自分を肯定する奴のことである。
家に籠っていると、自己の内部から湧き出ること以外に新たな発見はない。 若いうちは己を良く知らぬから、それでもたくさんの刺激があった。 己がわかるに連れ、他者と会わない私は、ただ老いぼれてゆく。
おいしい野菜がたくさん実ることや、 汗をかきながら冷たいビールを飲むことや、 海に遊びに行くことや、 夏の楽しみはいろいろあるけど、 一番楽しみなのは、 あの子に会えること。
あんなに夏が待ち遠しかったのに、 いざ夏がやってくると、 もうすぐ終わってしまわないかと焦る。 待っているときが一番幸せ。
淋しくなんかないはずだけれど、 そのうち淋しくなりゃしないかと思えば淋しい。 そんな夏の盛り。
夏に飛び交うたくさんの虫たちは、冬に消えてしまうわけではない。 卵やさなぎに姿を変えて、ちゃんと生きているんだ。ずっと生きているんだ。
死んで何年経っても思い知る。 おばあちゃんの深い愛。 僕たちを守ってくれている。
実力とは2つの能力から成り立っている。 すべてが順調に運んでいるときにうまくやるための能力と、突発的なアクシデントが起きたときにうまくやるための能力だ。
小さいときは、楽しいこと、悲しいこと、ドキドキすること、いつも親の視界の中。 大きくなったら、楽しいこと、悲しいこと、ドキドキすること、時折親は垣間見るだけ。 大きくなったね。
生きてゆくのは、進むも引くも茨の道。 傷だらけになりながら、痛みを堪えて進むその道。
恥ずかしいから、言えない。 言おうと思うんだけど、言えない。 言った方がいいと思うんだけど、言えない。 でも言おう。愛してる。
暑い日や寒い日が続くのはちょっと嫌だけど、うんざりするのもまた楽し。 四季がある国に住む幸せ。
「目に物見せてやる」 なんて意気込まれても、目じゃないと物は見えませんから。
体の距離は、時間をかけて空間を移動しなければ縮まらないけど、 心の距離は、ちょっと気持ちを動かしさえすればすぐに縮めることができる。
世の中には不幸な人がたくさんいるのに私はなんて幸せなんだろうと思う人は、世の中がどうであってもきっと幸せに違いない。
弱ければ負けてばかりで、悔しいでしょう。 弱ければ貫けず、くじけやすいでしょう。 弱ければ繊細で、素敵なことに気付くでしょう。 弱ければ痛みがわかり、優しくなれるでしょう。
熟成すればみな琥珀色。 明るくはなく、白さも失われるが、なんとも言えない味が出る。
敏感な人は、鈍感な人より、 悪いことが避けられる分だけ長生きするが、 まだ起きてもいない悪いことを心配してしまう分だけ早死にする。
暑くて何も考えられないときには、君たちの顔だけ思い出し、 涼しくて冴えているときには、君たちのしぐさと声まで思い出し。
席に上下あれど、座する者に上下なし。 役に大小あれど、就する者に大小なし。
良く見せるために時間を費やすことも大切だが、良くするために同じ時間を費やしたほうがいい場合がほとんどだ。
涙がすぐにこぼれ落ちないのは、あなたの思いが込められている分だけ、涙に少し粘性があるからだ。
一人になりたいと思うのは、誰かが側にいると、その誰かに影響を受けてしまうから。 自己をしっかりと持っている人は、誰が側にいても自分だけの世界を作れるし、僅かな時間さえあれば自分だけの世界で過ごすことができる。